一括査定サイトの間違った利用と失敗するパターンと落とし穴

巷にあふれる不動産の査定サイトの広告。

ヤフーのトップページにもたくさん表示されていますね。

実はこれらの多くが広告サイトであり、ズブの素人が大げさに作成した紛らわしい誇大広告であることが多いのは、不動産の現場で働く人間であれば誰もが知っている事なのです。

そしてその多くの利用者の方が正しい利用をできずに、残念な結果になっている事もたくさん見ています。

なぜ失敗するのか?何が正解なのか?

それは人や地域によっても変化しますが、モラルが無いインターネットの広告と、不動産屋の欲得がユーザーにもたらす不利益が原因なのです。

今回は不動産の一括査定の失敗例を元に、その原因について真実を現場からお届けします。

不動産の一括査定を利用した失敗例

Aさんは東京に住む普通のサラリーマンです。

田舎から上京し、東京で仕事をし家庭を築いている、ごく普通の方でした。

Aさんはご両親が高齢化し、ご自身の近くで生活をしてもらいたい為にご両親を近くへ呼び寄せたのが1年前の事です。

当然ながら田舎に残している実家とその土地は必要がなくなり、ご両親も売却をし、生活の足しにしなければいけないと考えだしていた時に、Aさんが一括査定サイトの広告をたまたまみて、査定依頼をしたのでした。

同時に3社に依頼をし、それぞれの説明も真剣に聞かずに出てきた価格だけを比較して、ご両親と相談の上、売却依頼を一番査定価格の高かったB社へ依頼したそうです。

出てきた査定が

B社 2,000万円
C社 1,800万円
D社 1,500万円

という内容だったので、素人のAさんは当然のようにB社へ依頼をした訳なのですが・・・。

これがすべての失敗の始まりでした。

B社へ依頼をしたのは良かったのですが、1年経過しても全くお呼びがかかりません

結果的に依頼から1年半が経過したときに、ようやく買い手さんが現れ、出てきた価格が

「1,400万円なら買います」

というものでした。

「次のチャンスは無いかもしれない」とか「景気が悪いから今は1,400万円は妥当です」だとか、B社の担当者は言いましたが、Aさん的には納得しがたいものがあったそうです。

”最初の2,000万円という数字は何だったのか?”

”最初から1,500万円~1,800万円で売却していればもっと早く、1,400万円よりも高く売れたのではないのか?”


という疑問がぬぐえなかったそうです。

結果的に相談の上、1,400万円で売却したのですが、気持ちのいい結果ではありませんでした。

そりゃそうですよね。

持ち上げるだけ持ち上げといて、いざとなったら突き落とされたわけですから。


この失敗には2つのポイントがあります。

  1. 査定価格を鵜吞みにした事

  2. 人間の欲望を利用する不動産屋の手口

そこには一般の方には直ぐには見通せない、不動産業界の悪しき体制が存在したのです。

そのポイントを見ていきましょう。

査定価格を鵜吞みにするな

まず3社の査定価格の根拠を、正確に把握していなかったAさんにも問題があります。

不動産屋の査定は、業者によってはかなりいい加減です。

かなり適当な担当者や、素人に毛が生えた程度の営業マンが査定をするケースも当然ありますし、とにかく他社よりも高い査定価格を出す方針の会社も存在します。

これは、査定価格に責任が無いからで、不景気のせいになったり、市場の動向や政治の責任にすぐに転嫁できてしまうからです。

失敗しない為には、正確な査定をする正直な不動産屋と、いい加減な不動産屋が混在する事を認識しましょう。

そして、責任感ある仕事をする相手かどうかを見極める事も重要です。

不動産屋の手口に騙されるな

査定価格に責任が無い為、まずは自社の商品にする為に、とにかく高い価格を打ち出す不動産屋が存在します。

一括査定の入り口となった広告にも、

”500万円高く売れた”

”こうすれば高い価格が引き出せる”

なんていう謳い文句が多いですが、広告屋さんは1,000あるうちの1つの出来事を大げさに打ち出し、不動産屋は自社へ引き込むために無責任な高い価格を提示するのです。

人間の欲望に直接働きかける、悪しき手口と言えます。

”ひょっとしたら”とか、”自分だけは”とか、思ってしまうんですね。

そして、低い査定価格を提示した不動産業者はどうしても嫌な会社だとイメージしてしまうようになります。

結果的にはD社が正しかったこのケースでも、AさんはD社に対しては検討の余地が無かったそうです。

正直者はバカを見る”の典型的なパターンですね。

Aさんにとっては恐らくC社かD社に依頼する事が正しかったはずです。

しかし結果的にはいい加減なB社に依頼をしている・・・。

この記事を読んで頂いた方には、こんな失敗をしない為にも、査定価格の根拠を正しく理解することをお勧めします。

そして、誠実な相手を選んでくださいね。

不動産の売却は査定から。正しい不動産査定とは?騙されない為の裏技?

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