不動産の価格相場に関連するDATA
不動産の売却に関連しては、その価格相場や需要と供給のバランス等を把握するためのいくつかのDATA項目があります。等が挙げられます。
順番に見ていきましょう。
大分県の人口DATA
不動産の価格相場についての動向は、その需要と供給によって決まります。
需要が高まる=価格が上がる
と言っても良いでしょう。
そこで不動産を売却する際には必ず人口の推移を把握し、今後の価格の動向を予測しておく必要があるのです。
大分県の人口と需要についてみてみましょう。
国勢調査による大分県の人口・世帯数
2015年10月1日国勢調査(上段表示)
前回は、2010年10月1日(下段表示)
市 | 人口 | 世帯数 | 人口減少率 |
---|---|---|---|
大分市 | 478,335 | 203,286 | -0.89% |
474,094 | 195,623 | ||
別府市 | 122,193 | 55,467 | 2.55% |
125,385 | 56,070 | ||
中津市 | 83,967 | 35,789 | 0.41% |
84,312 | 34,574 | ||
日田市 | 66,526 | 25,135 | 6.22% |
70,940 | 25,551 | ||
佐伯市 | 72,203 | 29,575 | 6.17% |
76,951 | 30,511 | ||
臼杵市 | 38,768 | 15,050 | 6.51% |
41,469 | 15,394 | ||
竹田市 | 22,342 | 9,133 | 8.52% |
24,423 | 9,588 | ||
豊後高田市 | 22,868 | 9,539 | 4.34% |
23,906 | 9,665 | ||
杵築市 | 56,277 | 12,141 | 4.63% |
59,008 | 12,181 | ||
宇佐市 | 56,277 | 22,450 | 4.63% |
59,008 | 22,869 | ||
由布市 | 34,276 | 13,284 | 1.23% |
34,702 | 12,874 | ||
国東市 | 28,650 | 12,102 | 10.47% |
32,002 | 13,139 | ||
豊後大野市 | 36,598 | 14,223 | 7.23% |
39,452 | 14,854 | ||
津久見市 | 17,973 | 7,516 | 9.76% |
19,917 | 7,978 |
大分市のみが人口の増加が若干みられ、その他の市では減少傾向です。
大分県においては、大分市以外の地域の不動産需要は益々減っていくと考えられます。
大分県の離婚と離婚率のDATA
離婚率についてのDATAをご覧ください。離婚率の高い都道府県
人口1,000人当たりの(年間の)離婚率を比較したものです。
離婚率 = 年間離婚届出件数 /人口 × 1,000
第1位 沖縄県……離婚率:2.53
第2位 宮崎県……離婚率:2.10
第3位 北海道……離婚率:2.09
第4位 大阪府……離婚率:2.08
第5位 福岡県……離婚率:1.99
第6位 和歌山県……離婚率:1.97
第7位 鹿児島県……離婚率:1.88
第8位 高知県……離婚率:1.87
第9位 熊本県……離婚率:1.85
第10位 東京都……離婚率:1.84
・
・
・
・
第20位が大分県で、離婚件数は2066件、離婚率1.78という結果であり、大分県の離婚率は平均よりも離婚率がやや高いというDATAが出ています。
総務省が調査し、公表している「人口動態調査」の「離婚」に関するデータ 2015より
離婚率 = 年間離婚届出件数 /人口 × 1,000
第1位 沖縄県……離婚率:2.53
第2位 宮崎県……離婚率:2.10
第3位 北海道……離婚率:2.09
第4位 大阪府……離婚率:2.08
第5位 福岡県……離婚率:1.99
第6位 和歌山県……離婚率:1.97
第7位 鹿児島県……離婚率:1.88
第8位 高知県……離婚率:1.87
第9位 熊本県……離婚率:1.85
第10位 東京都……離婚率:1.84
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第20位が大分県で、離婚件数は2066件、離婚率1.78という結果であり、大分県の離婚率は平均よりも離婚率がやや高いというDATAが出ています。
総務省が調査し、公表している「人口動態調査」の「離婚」に関するデータ 2015より
大分県の非耕作率(耕作放棄)
大分県の非耕作率は16.15%(2005年)
17.84%(2010年)
と耕作放棄地が増加しています。
地域別にみてみると
市 | 2005年 | 2010年 | ||
---|---|---|---|---|
大分市 | 22.76% | 24.02% | ||
別府市 | 33.93% | 37.16% | ||
中津市 | 10.81% | 12.31% | ||
日田市 | 13.31% | 15.36% | ||
佐伯市 | 30.92% | 32.62% | ||
臼杵市 | 23.07% | 25.89% | ||
竹田市 | 8.70% | 9.68% | ||
豊後高田市 | 17.83% | 20.54% | ||
杵築市 | 26.60% | 29.22% | ||
宇佐市 | 7.45% | 9.04% | ||
由布市 | 11.50% | 12.31% | ||
国東市 | 19.56% | 2130.00% | ||
豊後大野市 | 13.25% | 14.94% | ||
津久見市 | 59.11% | 100.00% | ||
各地域で耕作放棄率が増加しており、壊滅的な地域もあるようです。
全てがそうではありませんが、耕作を続けたり、農地以外の目的での利用が高まったりしている事が伺えます。
しかしながら、人口は減少している為、需要が減るのは間違いなく、供給が横這いもしくは増加するだろうと予測できます。
つまり不動産価格は比較的ゆるやかに下落する要因となります。
大分県のDATAに見る不動産の価格相場
大分県のこれまでのDATAが示すのは、需要の著しい減少と供給の急速な増加・・・つまり物余りの状態が進み、比較的急な下落傾向が続くであろうと予測されます。
人口割合から考えると(価値が保たれやすい)大分市を除いては、早急な対策や対応が必要となるでしょう。
これらの記事を参考に対策を考えましょう。
他人に先んじて手を打たなければ、手遅れになったり、効果が低くなったりします。
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