芸人の闇営業の形態を紐解き不動産取引で考えてみる。

芸人の闇営業の問題が世間を騒がせていますね。

私が宮迫氏であれば、最初の段階で自信で謹慎するとか、ペナルティを考えて実行したと思います。

初動の応対が大切なのですが、今回の芸人の闇営業の問題は完全に後手を踏んでいます。

しかし、そもそも何が悪いのでしょうか?

彼らは他人から罰せられなければいけない程、悪いことをしたのでしょうか?

芸人さんを擁護する訳ではありませんが、本質がズレていると感じるのは私だけでしょうか?

今回は芸人の闇営業について、自身の経済活動に置き換えて考えてみたいと思います。

芸人の闇営業問題を紐解く

芸人の闇営業についての問題は大きく分けて2点あります。

2つの問題点
  1. 会社に内緒の営業行為であること

  2. 反社会的勢力と関わった事


会社に内緒の営業行為であること」については、吉本興業と芸人さん達との問題です。

会社の給料だけでは食べていけない、ローンが払えない・・・等の理由から、仕事を掛け持ちする人は世の中にかなり存在します。

芸人さん達ならなおさら、食えない人も居るでしょうし将来の不安定さに対する不安から、直で営業に行く事も十分考えられます。

雇用主(雇用契約が成立しているという前提で)である吉本興業が、その直営業行為を禁止しているのであれば、吉本興業が芸人さん達に対してペナルティを与えるのが筋です。

また吉本に来ていた仕事を抜けでしていて、「業務上横領」に当たる場合においても、吉本興業が被害届を出すかどうか?が重要なポイントとなります。

つまり、闇営業と言われる直での営業行為については、あくまで吉本興業と芸人さんの問題なのです。

公務員では無いのですから、大きな問題ではありません。


反社会的勢力と関わった事」については、知っていて関わった場合は完全にOUTだと思いますが、知っていて現場に行ったとは考えにくい・・・というのが私の見解です。

芸人さんが自ら、柄の悪い人がいたら

暴力団関係の方ですか?

とは聞きにくいですもんね。

ラインとして、「反社会的勢力だと知っていた」というのが非難されるべきかされないべきかのラインでは無いでしょうか?

もちろん、「ギャラは貰っていない」というのは通用しないのは当たり前ですし、仮に「お車代」とか別名目でのものであっても、金銭は受け取ったと最初から素直に言うべきだったのは間違いないです。

冒頭で、私ならば自分でペナルティを考えると言いましたが、最初に

お車代という名目で、入江から金銭を貰いました。
反社会的勢力だと知らなかったとはいえ、結果的に皆様に大変ご迷惑をおかけしてしまいましたので、受け取った金銭は返金した上で、当面は活動を自粛し、会社からの処分を待ちたいと思います。

という感じで対応したと思います。

嘘と取られる言葉を発したことが、芸人さん達の大きなミスとなってしまっていますね。

嘘をついた・・・結果的に嘘になったのかもしれませんが、その点は多いに反省すべきです。

がしかし、本来彼らはそこまで批判されるべきでしょうか?

報道されている内容では、

完全に知っていただろう!

知っていたはずだ!

という推測断定の形で報じられていますが、本来悪とされる相手方の集団についてはほぼ情報が出てきていません。

振り込み詐欺グループである」というだけで、完全に反社会的勢力であることについて、何ら伝わってきません。

確定的な情報が無い限り、あくまで推測であって、そこの部分を掘り下げずにいる報道姿勢の方が問題がある気がします。

だって、表に出てきている写真等は振り込み詐欺グループであるとされる関係者から入手してきたものなのでしょうから。

推測になりますが、逆にその写真を購入することで、金銭がそこへ流れている可能性だってある訳ですから。

ツッコんで行くところを間違っていると感じるのは私だけ?

雑誌が売れる売れない、視聴率が上がる、等の経済理論が働いているので仕方ないかもしれませんが、逆に「こういう団体がこんな活動しています」という社会正義の報道になって欲しいですね…。

芸人の闇営業と不動産取引の形態


芸人の闇営業と不動産取引の形態は、実はよく似ています。

不動産取引においては売買の仲介という形態が多くを占めますが、正に今回の芸人の闇営業と同じです。


お金の流れも依頼形態も同じです。

不動産取引の仲介においては、トラブルを避ける為に不動産業者が物件調査をし、買主に説明をします(この部分は逆ですが)。

今回のケースで言うと、芸人さんに対して仲介者である入江氏は、依頼主について調査をし説明する義務があるという事になります。

その為の仲介業者ですから。

不動産業の場合は業の資格が必要になります。

つまり、「免許を受けた業者がきちんと仕事をする事」が前提な訳ですが、売主にも買主にも落ち度が無い場合は失敗やトラブルが起こると、当然責任問題になります。

例えば、売主・買主のいずれか一方が反社会的勢力や関係者であった場合は、売買契約を無効とする事を契約書に謳います。

違約金などの取り決めも行います。

残念な事に、警察はその人が反社会的勢力や関係者である事は教えてくれません。

あくまで自己申告に基づいて契約行為を行います。

万一、後日にそうである事が起こった場合までを想定し売買を仲介するのが、仲介業者の業務です。

今回の芸人の闇営業に当てはめてみると、入江氏が全責任を以て調査をし芸人さんに仕事のオファーを出し、尚且つ後日の事についても想定しておく必要があります。

ただ不動産業と違い、入江氏は免許を受けたりガイドラインがある立場では無いので、そこまでの責任は法的には取る必要は無いでしょう。

それでも、責任を問われるべきは入江氏のはずです。

この問題を報道している人達の中にも、副業で結婚式の司会をしたり、講演を行ったりしている人も見受けられます。

そういった人達も同じで、基本的には反社会的勢力だとわからない人間や企業から、誰か(どこかの会社)が依頼を受け、スケジュールに沿って現場へ行きます。

行った結婚式の会場に反社会的勢力や関係者がいる事は知らずに行くわけです。

司会をせずに帰るか?

というとそれはまず無いですよね?

お金を受け取らないか?

それもまず受け取るはずです(仲介者が)。

実際に私の経験上ですが、お客さんに呼ばれて家なり指定の所へ行くと、実は反社会的勢力関係の集まりだったり、宗教の勧誘だったり、マルチの勧誘だったりしたことが多々あります。

「お客さんを紹介するから・・・」

「物件の件で相談があるから来てくれる?」

という感じで誘われると、かなりの確率で行ってしまいます。

呼ばれる側は相手を信用したり、金銭的メリットがあったり、仕事上の延長だったりという理由で、現場へ何も知らずに行ってしまう事が多々ありえます。

その後の対応が問題なのですが、経験が無ければ中々断りにくいものです。

私はそういったケースで監禁されてしまった経験が何度もあるので、脱出方法についてはいくつか用意していますが、無防備な状況だと脱出は中々難しいですよね・・・。

向こうはそれなりに準備して待っていますからね^^

なので、芸人さん達が呼ばれて行ってしまった事についてはある程度仕方が無いのかなと・・・。


さて、皆さんはもう誰が責任を問われるべきかわかりましたね?

宮迫氏を叩くのが面白いのかもしれませんが、彼らが反社会的勢力だと理解していたうえで闇営業に行っている証拠が無い限りはお門違いの追及に思えます。

モラルとかコンプライアンスの面で問題はあるかもしれませんが、そこだけを強調して追及しリードする姿は、どこかの国の人達を見ているようであまり気持ちいいものではありません。

スポンサーが離れる云々の話も、スポンサーはそれらのリスクを背負っているのは知って余っていますので、外野がどうこう言う話でもありません。

スポンサーが離れた時点で彼らは金銭的な制裁を受けている訳ですから、本来制裁を受けるべき集団や人間を追及すべきでは無いでしょうか?

それも含めて、仲介者である入江氏は全責任を負うべく発信をしていって欲しいですね。

仲介者の責任をもっと考えて欲しいと感じる今日この頃でした。

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