プロの私が引っ掛かった不動産詐欺の手口とは?

今回は私が実際に引っ掛かった、不動産売買の詐欺的手口についてお話ししようと思います。

私が甘いだけ・・・

欲ボケしてただけ・・・


というだけの事かもしれませんが、奴らはあなたにも近づいてくるかもしれませんよ?


プロの私が引っ掛かった不動産詐欺の手口


登場人物 
  • Aさん:買う側のお客さんを紹介してくれた人
    私が売却をさせて頂いた方の息子さん
    私の知人の下請けさん
    困ったときの法的相談をしたりする間柄

  • Bさん:元々Aさんが連れてきた不動産の買主。

  • そう、Aさんと言うのは私の周辺で懇意な人も多く、親御さんとも何かあればご相談をして頂く関係であり、本人が困っているときに法律的相談をしたりする、真っ当な関係でした。

    大まかな流れ
    1. 令和5年4月:私が物件を一度責任を以て購入
    2. 令和5年12月:Aさん経由でBさんへ売却
    3. 令和7年8月:Bさんから再度買戻し
    簡単に言うと、Aさんの紹介での買主さんがいて、一度売却した物件を再度引き取った・・・と言う事です。

    すこし細かく見ていきますね。

    最初の購入

    令和5年:AさんからC社という法人さんが物件を購入したいとの事で、私の取り扱い物件に対して申し込みが入りました。

    金額等の諸事情の交渉がまとまり、売買契約書等の書類の作成も終わり、あとは明日の署名・押印日を待つばかりとなった時でした。

    C社が今回の購入を見合わせたいと・・・

    結果、売主さんが非常に困った立ち位置になってしまったので、私が一度責任を以て購入する事になりました。

    細かい事は省略しますが、

    Aさん
    間違いなく他で購入者がいるから大丈夫!任せて!

    と言う言葉を信じて、売主さんへの配慮もあり、物件を私が引き取りました。

    その後、Aさん経由でBさんという買主が見つかり、無事B社へ所有権移転ができたのです。

    B社はその物件を購入し、事業を行う予定でした。

    実際に役所の許認可を取得し、事業に取り掛かっていたのは間違いありません。

    そして2年後・・・


    B社
    あの不動産、買い取ってもらえませんか・・・?


    え・・・?


    B社
    本業の方が上手くいかなくて・・・いろいろな手続きの費用がいるので、何とか引き取ってもらえませんか?

    と言うことでした。

    となると、私の専門分野なので、自宅も含めて、任意売却やその他負担にならないような形をこちらで段取りさせて頂いたのです。

    もちろん引き取りについても、こちらでビジネスができるのであれば引き取らせて頂くと言う事で…。


    当然ですが、Aさんにその不動産を利用してのビジネスについて確認を取りました。

    粗利になりますが、利益が上がるシュミレーションと見積もりを出して頂いて、これであれば大丈夫であろうとある程度の判断はしていました。

    最後念押しですが、

    Aさん、これって他に費用が掛かったりすることは無いですよね?
    もちろん事業コストが上がったり、利益が減少する事もあると思うけど、最低限、不動産価格は回収できるよね?

    とAさんへ確認を取りました。

    Aさん
    間違いなく大丈夫!任せて!なんならこっちで引き取ってもええで?

    と言うところまで話が来ました。


    買戻しをしたら、Aさんへ仕事の発注をする ⇒ Aさんも私も利益になる

    という形が成立するので、当然ながら買戻しをすることにしました。

    当然Bさんも手続き費用がでて、且つ自宅もうまく守れて・・・。

    Bさんはその後、人生を立て直せる形となっています。


    買戻し後の予定

    さて、不動産の買戻し後、行政の許認可の関係をやり直すべく動いていたのですが、Aさんでなければわからない部分が多々存在します。

    なので、Aさんとの打ち合わせを何度かしていたのですが、年末までには難しい状況で、2月から取り組めるように動こう!という形で、少しずつ進めておりました。


    そしてこの2月・・・

    1月にはAさんとの連絡が一方通行となり、向こうからの返信が全くない状況になってしまいました。

    メールで一言、

    Aさん
    時間下さい、何とかします

    とだけ・・・。


    そもそも許認可が出ていたので、訂正や事業者変更がとおらない事は無い・・・

    実際に現場は稼働していた跡がある・・・

    確認はしているから、大丈夫なはず・・・


    先月からですが、同じような事業をしてくれる業者さんを5件ほど見つけて相談したのですが、どこも答えは同じでした。

    やればやるほど赤字になるよ?


    これまでやってきていたこの現場はなんだったのでしょう・・・。



    さて、みなさんは何となくお気づきですね?

    そう、Aさんが言っていた事、やっていた事が滅茶苦茶で、Bさんも私もいい様に利用されたのです。

    取り合えず、BさんとAさんがグルなのでは?と考えたのですが、Bさんの手続きをしたのは私ですし、私に買戻しの拒否権はありました。

    Bさんの自宅の任意売却もさせて頂いたので、Bさんがグルと言うのは恐らくあり得ないのです。

    ではAさんはなぜあんな無責任な事を言ったり、見積もりやシュミレーションを出してきたのでしょう?

    直接私からお金が渡る訳ではないので、Aさんも私を騙そうとしたとは思えないのですが・・・


    AさんはBさんに不動産を買わせ、実際に下請けとして仕事をしていたが、利益が出るおいしい部分だけ食い散らかし、後は知らん顔してたのです。

    当然Bさんに利益が発生する訳もなく・・・。


    結果的に、Aさんの言う事を信用して、利益が出ると確信を持ち、私が勝手に不動産を引き取っただけ・・・なので、余計に始末が悪い。

    何度かうまく不動産について処理してくれていたので、ことらも緩んでいたのでしょうね。

    他人の言う事を100%真に受けたらこういう事も起こり得るってことです。


    分かりにくい話になってしまっていると思いますが、後日、私の気持ちと共に整理・加筆できればと思います。

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    宅地建物取引士・行政書士です。 農地の売買、農地転用、任意売却、離婚相談、相続相談をメインに実務を毎日こなしています。 困った時はぜひご相談を!