松本人志氏と週刊文春、そしてA子。A子は加害者側のはず?

松ちゃんと文春、そしてA子の件について、ここに書くのはどうなのか微妙ですが、一応法律系の内容になるので、こちらで書いてみようと思います。

名もなき法律家の端くれとしての意見です。

実際に、何処も報じないので不思議でしょうがない・・・

というか、メディアってかなり偏向過ぎて、やばいって話です。

余りにもフェアじゃ無さすぎるのにはどんな意味があるのでしょう?

私は決して陰謀論者では無いですし、〇〇だろうでは論じません。

法律家の端くれとして、具体的根拠を以て掘り下げていこうと思います。

因みに某所で、文字数制限の中で書いた所、プチ炎上してしまいました(>_<)

しかし、決して間違った事は言っていませんので、賛否併せてご覧頂ければと思います。

先に結論を書いておきますね。

法律的には松本氏側の勝ちだが、偏向報道によるモラハラと同調圧力によって復帰は簡単ではない

Contents

松本氏は犯罪者なのか?

前提として知っておかなければいけないのは、

  1. 松本氏は性行為は否定していない
  2. 遥か昔から合コン系の遊びはしていて、公言してきていた

  • 強制的な性行為は絶対にない

  • という2点の事実と1点の主張です。

    この点については何も間違いはありません。

    ほとんどの方が知っている、知っていた事実です。

    では、一体何が問題なのでしょうか?

    世間の方々が松本氏を責める論点として、

    • 既婚者がカッコ悪い女遊びをしている ⇒ 不倫は悪だ
    • 上納システムによる強制的な性行為システム

    という部分が大部分です。

    コンプラ的な事があるから復帰できないだろう、とかスポンサーが嫌うだろう・・・的な意見が多く見られますね。

    コンプライアンス(compliance)とは、「法令遵守」のことをさし、企業や個人が法令や社会的ルールを守ることを意味しています。
    コンプライアンスに求めらるのは「法令を守れば良い」というわけではなく、企業倫理や社会規範などに従い、公正・公平に業務を行うという意味も含まれています。



    既婚者である松本氏の女遊びは悪なのか?


    女遊びについては、そもそも公言してきた事であり、一般視聴者も含め周知の事実であった事から、

    スポンサーやTV局は

    知った上で使っていた

    訳です。

    もし、コンプライアンス的に問題があったのであれば、遥か以前から叩かれていなければおかしいですし、スポンサーやTV局こそ”任命責任”では無いですが、タレントとして利用してきた事に対して問題や責任があると言えるのではないでしょうか?

    つまり、これまでスポンサーもTV局も、そして視聴者側も”良し”としてきた事象なのです。

    この点が重要なポイントの1つです。


    上納システムと言われる合コンは犯罪なのか?


    文春曰く、強制性は証明できないと言っているので、犯罪については立件できません。これは法律家であれば大方そういう意見だと思います。



    しかしながら文春や世間は、証明できないが、

    「恐らく、後輩を使って強制的な空気になるシステムだったの”だろう”から、強制があったのだろう・・・」

    と言う推測を独り歩きさせている状態なのです。


    松本氏の主張は一貫しています。

  • 強制的な性行為は絶対にしていない

  • 法律家は概ね、強制性については証明できず罪に問われることは無いという認識ですが、一般の方及び文春はここにコンプラ的な理論を混ぜ込んできます。

    今の時代、ハラスメント的な要素と、強制的な空気があればそれは強制があったと同じことだ!

    という感じに。

    要は、法律と感情は別物で、気に入らないものは気に入らない!松本は悪い事をしてるだろう!
    いや、してるはず!

    となってしまっているんですね。

    推測で他人を犯罪者扱いする事ほど、恐ろしい事はありません。

    また、冷静に自身の行動を振り返ってみてください。

    合コンに参加する目的は何ですか?

    下心が全くない事ってあり得ますか?

    後輩が先輩に気を遣わなければいけない

    この事が今の時代には悪とされているのかもしれませんが、この場合後輩たちは嫌で飲み会をセッティングしていたわけではない訳で。


    と言う事で、この上納システムと言われる合コンについても、問題が無いと言えます。

    嫌ならば参加しないという拒否権があり、実際に拒否した女性も存在している訳ですからね。

    と言う事はここまでで、法律的に強制を立証できないならば犯罪ではなく、コンプライアンス的な勝手な押し付けである事がわかると思います。

    以下、コンプライアンス的な問題を押し付けるのであれば、フェアに報道しなければいけないにも関わらず、現況は偏向・恣意的である事を示します。

    松っちゃんはなぜ悪いの?

    コンプライアンス的な問題を押し付ける人達のコメントの多くは、

  • 不倫は悪だ!
  • 既婚者の癖に女遊びするのが悪い!

  • という類の意見がヤフコメ等では多くみられます。

    この点は確かに、悪い面もあります。

    それは被害者がいる場合ですね。

    しかし、今回は被害者はそもそも存在しませんでした。

    だって奥様や家族は松本氏の女遊びを知っていた訳ですから。

    奥様公認で女遊びをしている場合、他人がそれを必死で主張するのは大きなお世話です。

    人それぞれ、家族もそれぞれ、夫婦間のルールもそれぞれです。

    因みに不倫をしたことが無い人ってどれくらいいるのでしょう?

    2023年のDATAによると、男性の約46%、女性の約15%が不倫経験があるとの事です。

    参照元:日本の既婚男性4割が経験。“不倫”のメカニズムを脳科学的に考えてみた

    要は、松ちゃんに”否”を唱えている人達は、大きなお世話な事を、必死で言っているんですね。

    女遊びがダメなのであれば、社会全体で不倫を犯罪として法律にすればいいのです。


    ジャニーズとの根本的違い

    ジャニーズの例があるから・・・と言う見当違いな意見もあります。

    ジャニーズの場合は昭和の時代から、少年に対する行為が行われてきていて、裁判でキッチリと結果が出ていた部分もあります。1999年の物はすぐに確認できますね。



    つまり、行為が認定されていたにも関わらず、放置プレイだったのです。

    今回の松本氏の件は、未だに裁判で決着はついておらず、強制は無かったと言う1点についてのみ争う形と言えます。

    であるならば、推定無罪もそうですが、あたかもジャニーズと同じであると言うのは大きな間違いなのです。

    この点、まともな常識のある人であれば理解できるはずなのですけどね・・・。

    何処も報じない加害者A子の立場について


    さて、松本人志氏とA子の立ち位置について、一番の問題はこれです。

    どのメディアも報じない加害者A子の立場についてですが、

    強制が証明できない=犯罪ではない

    事は、松ちゃんに””を唱えている人達も、気分は悪くても理解はできるはずです。

    で、現在はまだ何も証明されていない状況。

    そもそも、強制で告訴されてもいない状態です。

    完全に”だろう”という推測が大きくなっているだけの状態です。

    世の中の人は恐らく私よりも賢い方の方が多いので、”だろう”という推測が正しいと言える根拠を持っているのでしょうし、自分の推測が正しいと思っているはずです。

    でなければ、今の段階であんなに非難できるはずが無いですから。

    と言う事で、強制が証明できない状況であると仮定します。

    であるならば、A子の立場は、世間でいう所の加害者にならなければおかしいのです。

    ふざけんな!A子は被害者に決まってんだろ!

    という怒りの声が聞こえてきそうですが、冷静に考えてください。


    A子は松本氏が既婚者であるとわかっていた”はずです。(”だろう”になってしまってますが)

    まさかこれを知らなかったと言うのは、相当無理があります。

    そもそも松本氏を知らなかったと言うなら成り立つかもしれませんが・・・

    松本人志氏とA子と関係において、A子は松本氏が既婚者であるとわかっていたのであれば、A子も同罪でなければおかしいですよね?

    強制が無く、既婚者と知っていて松本氏と性行為をした訳ですから。


    世の中の

  • 不倫は悪だ!
  • 既婚者の癖に女遊びするのが悪い!

  • という声はA子にも当てはまるわけです。

    公平に報道するのであれば、今の段階では両方の立場を伝えなければいけません。


    松本人志氏とA子も松本氏の奥様に対して、不貞行為を働いているので、あくまで被害者は松本氏の奥様でなければおかしいのです。

    で、松本氏の奥様は何ら被害を訴えていませんので、そもそも被害者もいない訳です。


    火のない所へ煙を・・・

    とはまさにこの事でしょう。

    既婚者と知った上で飲み会をし、結果として性行為をした

    と言う事のみが現在確定している事実なのです。



    これらの事から、何かしらの被害を主張するのであれば、本来A子は強制性を証明しなければならないにも関わらず、それをしていない。

    「警察では取り合ってくれない為に、文春へ相談した」

    という方もおられますが、そもそもそれだけでは”だろう”の記事の一方通行で、誹謗中傷的な記事にしかならないはずです。

    と言う事は、やはり名誉棄損等に当たる記事にしかならないと考えます。

    だろう”を裏付けるだけの物が無いわけですから。

    A子が被害者である為には、強制の証明が絶対条件なのです。

    が、これまでの週刊文春の記事では強制性を証明する事は不可能ですし、他に名乗りを上げている人もいない。

    これも重要なポイントですね。


    A子に対する尾行について

    前段を読んで頂ければ何となくわかると思いますが、A子は調査されて然るべしです。

    A子がまずその本人かどうかの確認は絶対的に必要です。

    文春が断定しない以上、独自で確定する必要があります。

    ネット上でA子は誰であると断定されてたりしますが、これは全く証拠になりません。⇒ あくまで”だろう”です。

    100%間違いなくA子が〇〇▽▽であるという裏付けが必要なのですが、これって相当調査しないと第三者にはわかるはずがありません。

    「A社のAさんていう人が週刊文春に書かれているA子だ」

    とネットで書かれてたとしても、実際にA社のAさんと飲み会をしていたとしても、Aさんが文春に話をしたかどうかも断定できないですよね?

    もしかするとA子の知人がその話を聞いて、記者に話したのかもしれない。そのうえで、性行為があったかどうかのみ直接確認しただけだったり・・・

    こうやって私が想像するだけでも色んな状況があり得る訳です。


    また、裁判での証拠となり得る物はハードルが相当高いです。

    私は実務上、不倫の現場写真等を必要としていましたが、これを入手するのは素人では無理です。

    1枚の写真ではダメですし、動画もダメだったり、デジタル加工できるものはダメだったり、かなり制約があります。

    そもそも分かっていても、こっそりと写真を撮るという行為がどれだけ難しいものであるかを一般の方は知りません。

    試しに1週間ほど相手に気付かずに写真を撮ってみる行為をしてみてください。

    気付かれずに、証拠足りえる写真を撮る事は相当困難であると、よくわかると思います。

    要は裁判をするのであれば、A子を探偵等に依頼して調査するのは、当たり前の事なのです。

    A子を明かさない理由として、A子が訴訟されると(強制が証明できない場合)100%負けるという理由からも、明かしたら絶対ダメなのですが、逆に言うとA子を調査する事は文春側からは予測できます。
    相当調査しなければA子が〇〇であるという条件はクリアできないのですから。

    これをどう利用するかは・・・ご想像ください。

    勝手に陰謀説やらがいっぱい・・・

    強制が無ければA子も加害者側

    松本氏の奥様の立場からすると、強制が無ければ、A子も加害者側であることをわかって頂けたと思います。

    A子がどこの誰だか確定すれば、松本氏の奥様から訴えられることは十分あり得ます。

    A子が松本氏との事をさもそれらしいことがあったと文春にリークすることで、多大な被害を被ったわけですから。

    強制が無かった=犯罪ではない

    にも関わらず、強制されたという虚偽の記事を書かれた事によって、婚姻の生活ベースを破綻させられた・・・

    というロジックが成り立ちますね。

    悪くとも、不貞行為で咎めることはできますから、A子は請求される立場にあるのです。

    A子は既婚者であるとわかった上で性行為をしたにも関わらず、

    メディアは松本氏の行動だけが問題だという。

    A子は被害者だという目線でしか報道しないのはあまりにおかしくないですか?

    強制を証明できるならそれでもいいでしょう。

    けど、実際はできない。

    TVなんて、文春の後追いしかしていない状況です。

    都知事選も含め、メディアに公平さを求めるのは不可能であると感じます。

    しかし本来、松本氏を責めるよりも、この不公平な報道の在り方こそ、非難していくべきではないでしょうか?

    まだ、何も確定していない状況で、人を貶めていく風潮はどこかで変えなければいけないと思います。


    松本人志氏とA子

    長々と読んで頂きありがとうございました。

    本来、メディアは法律に忠実で、公平な立場でなければいけません。

    が、現実はそうなっていない上に、嘘や推測で人の人生を変えてしまっているのが現実です。

    松本氏を嫌いでも、法律という物差しは動かしてはいけません。

    A子が加害者側であるなんてありえない!と、まだいう方もいるでしょう。

    それでも法律は法律です。

    松本氏が犯罪者というのであれば、それを立証する責任はA子にあります。

    単純な話です。

    この記事を読んで頂いた皆様には、裏を読むのではなく、事実と法律を照らし合わせて考えて欲しいのです。

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    宅地建物取引士・行政書士です。 農地の売買、農地転用、任意売却、離婚相談、相続相談をメインに実務を毎日こなしています。 困った時はぜひご相談を!