まだやってるんだ?私がされた古い不動産屋の詐欺師的手口

時代は令和7年です。

私もはや、業界に25年から属している状況なのですが・・・キャリアが長いからと言っていい事でもないようですね・・・。

今回は未だに行われている、古い不動産屋の詐欺師的手口に遭遇したのでお伝えしようと思います。

昔の事
10年以上前にも私の知人が、

「購入した分譲地の排水勾配が取れない」

その為、ポンプアップするか地上げをやり直さなければいけない

⇒ 費用負担はだれが負う?

⇒ 造成を指示した不動産業者Sは逃亡


新規の分譲地で、排水勾配が取れないなんてありえないミスです。

結果、元の売主が負担する事となったのですが、不動産業者Sと土木業者(ここも不動産業者)は責任の擦り付け合いでランナウェイです。

因みに、土木業者の下請けで現場に入っていた土木業者さんは2か月後くらいに倒産してしまいました。

ま、要は責任を取らず逃げまくる不動産業者であると言う事です。


という事件を起こしてくれた業者Sと、今回関わる事がありました。

これは私の知人Oさんから依頼を受け、Oさんが所有する不動産の査定を、私が代わりに一括査定サイトで依頼する事から始まりました。

私が査定しないのはなぜ?

という疑問は取り合えず置いておきますね。


一括査定サイトなので、数社査定があるのかと思っていましたが、さしずめ1社のみの査定が3週間ほど前にありました。

まあこんなもんか・・・と思っていた昨日の事です。

何故か1社追加で査定します・・・的なメールがやってきました。

そう、そこで登場したのがこの素人不動産業者Sなのでした。


不動産屋の詐欺師的手口とは?


物件の概略
  • 位置指定道路に接道
  • 指定道路の幅員は2.2mだが、査定物件は接道要件を満たしており後退等の付帯条件は不要
  • 指定道路である旨は自治体HPで一般人でも確認可能
  • 昭和の建物が建っているがこちらで解体する旨通知済み
  • 売却できるならばいくらでも構わないが、価値がわからない

  • というのが、概略です。

    道路幅が狭く売りにくいかもしれないが、市内中心部の再建築可能な不動産です。



    素人不動産業者Sが言うには・・・

    素人不動産業者S
    道幅が無いので、再建築は不可能です。

    近隣の10件ほどの同意が無ければいけません・・・。


    ん?どういうことでしょうか?

    素人不動産業者S
    基本的に再建築は不可能でなので、基本的には0円です。解体費用が掛かるので、実際はマイナスですね・・・

    え?そうなんですか?


    素人不動産業者S
    残念ながら‥・
    ただ今ならば、私のお客さんで1万円で引き取ってくれる方が居るので、話をしてみましょうか?


    少し考えさせてください。


    と言った2日後・・・


    素人不動産業者S
    実は私のお客さんが、月内であれば1万円ではなく、10万円で引き取ってくれるらしいのですが、いかがでしょう?
    かなり良い話だと思いますが・・・


    再建築不可なら、確かに価値ないよね・・・。後1週間くらい待ってもらえます?


    と言う状況が現在の状況です。

    今回の不動産屋の詐欺師的手口

    今回の不動産屋の詐欺師的手口は、価値が無い不動産だと思い込ませ、買い叩いた上で、転売でもしようという事なのです。

    概略にもありますが、再建築は余裕で可能です。

    私自身が念押し、担当課で確認も取っています。

    実は、ある程度の価格で(数百万)実際に買いたいという他の業者さんも存在します。

    ま、10万なら私が買うわ!

    と言う価格なので、素人不動産業者Sがわかりやすい手法をかまして来ただけの話ではあるのですが・・・。

    これ、私は一応プロなのでわかりましたが、一般のユーザーさん・・・特に年配の方ならば騙されるとは言いませんが、乗せられる方もおられるでしょうね…。

    え?Sさんて素人だから、ガチなのかも?

    う~ん、これがガチならば、プロの不動産業者の免許は返納して欲しいですね。

    もう、実際にいい年なんだから・・・。

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