なるべくお金のかからない土地活用ってあるのかしら?
遊んでいる土地をどうすればよいか?
悩んでいる人は年々増えています。
かといって、そこに大きな費用をかけて建築したりするのも・・・怖い。
まあ、正直な肌感覚ですよね。
人口減少によってもたらせられる影響は、不動産についてはかなり大きな部分です。
私が常に言っている
需要と供給のバランス
が年を追う毎に供給過多になっていく訳ですから。
特に、地方ではその現象がはっきりしている現状があります。
そんな中で、なるべく費用を掛けず、且つ損をしない様に遊んでいる土地を有効活用したいと考えるのは自然な事だと思います。
リスクはなるべく少なく、利益はそこそこ・・・ローリスク・ローリターンな土地活用を。
と言う事で、本記事ではなるべくお金のかからない土地活用について考えて見ます。
目次
お金のかからない土地活用
お金のかからない土地活用がお題なので、建物を建てる行為が必要な物は省略します。具体的には
貸し農園
持て余している農地を貸す行為は、具体的には農業委員会や農地バンク、JAなどに相談したうえで、利用者を募ってもらう形になるケースがほとんどです。農地を持て余している人は正直いくらでもいます。
ほぼ手放したい人だと言っても過言では無いでしょう。
要は競争率が相当高い中で、自身の農地を借りてもらえるかどうか?
という状況にあるので、中にはお金を払ってまで利用してもらっている人も存在します。
かといって、簡単に売却できるものではないですし、どこかのタイミングで耕作放棄地になる可能性が高いかもしれませんね。
とにかく、農地を持て余している場合は、少しでも早く何かしらの処分方法や利用方法を用意しておかなければ、後々の管理に苦労させられる可能性が大です。
農業委員会や農地バンク、JAなどに相談をしたうえで、方向性を考えておきましょう。
自動販売機や広告の設置
自動販売機や広告の設置については、基本的には企業側から設置のオファーがあります。これまでにそのようなオファーや相談があったのであれば、再度相談してみましょう。
が、時代の流れもあり、自動販売機の設置については基本的には減少方向です。
撤去されているケースの方が多いのが現実です。
また、看板設置については、ある程度の立地条件が求められます。
目立たなければ広告効果がありませんから、当然ではありますが。
こちらからアプローチする場合には、広告企業や自販機設置業者に直接連絡してみて、その可否を判断してもらう形になります。
前述の状況から、ハードルはかなり高いと思ったうえでトライしてみましょう。
駐車場経営(月極駐車場や時間貸し駐車場など)
前述の2つの方法はお金が掛からない方法でしたが、成功率も相当低い方法でした。駐車場経営は、駐車場にする為の整備費用が掛かる(借り上げの場合は不要もある)形ですが、比較的コストも低く、取り組みやすい活用方法です。
最近では、不動産会社等への管理委託や、コイン精算機等の設置をせずとも、アプリで全てできてしまう様なシステムも存在します。
私の自宅の3軒隣でも行われています。
比較的簡単に取り組めますし、やめる場合も簡単ですので、一番取り組みやすいかもしれません。
デメリットとして、周辺相場はきちんと把握しておく必要がある事と、場合によってはその相場がガクンと落ちるようなケースもあるというリスクを理解しておかなければいけません。
トランクルーム経営(レンタルボックス)
以外とニーズが多く、且つ建築よりははるかに初期費用を抑えれる、そしてそれなりの利益を運んでくれるのが、このトランクルーム経営(レンタルボックス)といえます。私の懇意にしている不動産業者勤務の営業マンさんが個人でこっそりとやっている副業がこれです。
表面利回りが25~30%確保できるとの事で、それらしい場所があるとすぐに飛びついてきます。
もちろん駐車場と同じで、周辺相場や立地条件は調査が必要ですが、近くにアパートやマンションがあるだけで十分需要は見こめるそうです。
といった需要があるからだそうです。
定期借地での貸し出し
例えばコンビニであったりが該当します。企業に土地を定期借地で貸し出し、一定期間は必ず収益が約束されている土地活用方法です。
地主が建てて貸すパターンもありますが、その取り決めは公正証書で企業と取り交わせますので、自身が損をしないように確認すればよいだけです。
そもそもこれが可能な土地の持ち主であれば、これまで相当な数の不動産業者やディベロッパーの訪問を受けているはずです。
相手が企業なので、それなりの立地条件が最低限求められるからです。
などがありますが、これらの話ができる土台があるのであれば、その条件や内容については聞いておくべきでしょう。
将来、その条件がよくなることの方が少ないはずですから、私がその立場であればすぐに話に乗ると思います。
この定期借地のリスクは、契約終了後にあります。
例えば20年後に契約が終了したとして、その後に利用ができない、されない可能性があります。
それまでの家賃の条件が素晴らしければ素晴らしいほど、次の利用に対して欲望が強くなるので、条件を下げて貸すことができなかったり、市場が変化しているのに対応できなかったりしてしまいがちです。
契約終了後についてもある程度、景色を描いておく必要があると言えるでしょう。
太陽光発電による売電
売れない、貸せない土地はほぼこの太陽光発電一択の時代がありました。今でも取り組む企業さんもあるくらいですから、まだ多少なりとも収益化できるのでしょう。
売電が終了した時にどうするかは・・・正直?です。
最近多いパターンが、太陽光事業者が敷地を買取り、事業者が運営するケースですね。
これも、もし私がその立場であれば、すぐに安かろうとも売却します。
だって使わない土地ですし、どんどん売れない時代になるんですから。
お金のかからない土地活用 まとめ
取り合えず、建築を自身でしない土地活用について見てきましたが、なるべく早く、できる内に、土地の活用方法については計画しておくことがかなり重要です。これから先、人口減少の波は止まりません。
地方が消滅していく時代を迎えている事を、十分に認識したうえで、負債化しない様に対策を準備しておきましょう。
すぐに取り組むかどうかは、その人の状況によりますが、話を聞き、考えておくこと・・・これは最低限しておきましょう。
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