売り上げを上げている不動産屋の営業マン=嘘つきという図式を会社に所属しているときには嫌というほど見てきました。
彼ら不動産屋の営業マンの本質は、「見た目は弁護士、心は詐欺師」というのものでした。
不動産屋って怖いですね。あきれるくらいに。
弁護士のように見た目では信頼や安心を与え、心の中ではベロをだす。
それが不動産や住宅の営業マンの世界です。
特に不動産屋は”せんみつや”と古来から呼ばれているように、1000のうち3つしか本当のことを言わない職業だと言われています。
そこのあなた、すでに見た目や本当らしき言葉に引っかかっていませんか?
嘘が人を幸せにする?
私が不動産業界に入って教えられたことの1つです。先人達が言うには「決断させる為の嘘であれば、どんどんつくべき」と教えられました。
「その嘘によって客は幸せになる」、だからどんどん嘘はつけ!というものです。
また、「自分以外の営業マンから不動産を買ったり、家を買ったりすると不幸になると思え!」なんていうのもありました。
そして売り上げを上げる営業マンの特徴としては、相手に親身になったふりをするのが上手いという事でした。
お客さんにパフォーマンスするのもそうですが、社内でもパフォーマンスをできる営業マンがやはり売り上げも上げていました。
要は嘘(プロレス)が上手い人間・営業マンが成績を上げているという実情がそこにはあったのです。
彼らは平気でその言葉を吐き、騙し続けているのです。
全部が全部否定はしませんが、この情報化社会においてそんな分かりやすい嘘で騙し続ける事は不可能になってくるでしょう。
そして何より本当に幸せならいいですが、「浮気はバレなければ浮気でない」的な発想の嘘で、皆さんが本当に幸せか?というとかなり疑問です。
実際に外から見ていて、嘘つき営業マンに引っかかっている気の毒な方は結構おられます。
気づいてないのでこちらから言う必要は無いですが、情報化社会です。そのうち気づくでしょう。
私が見た不動産屋のカマシの手口
これは実際に行われている手法です。
初めてみた時は、感心とビックリと両方の感情が交錯したのを覚えています。
例えば坪20万円で売却している物件があるとします。
売主さんは値引きが通じない方で、買いたいと言われる方の希望が坪18万円だったとします。
この坪2万円を下げる為にその方は売主に対して
今なら坪15万円なら買う人がいるんですが・・・
という話を持っていきます。
当然値下げをする気のない売主は断るのですが、万一それでO.Kなら自分が一度抱えればいいですし、もしかすると自分が転売をする事で、利益が膨らむ可能性すらあるわけです。
そして当然に断られたのちに、しばらく時間を置き、今度は坪17万円の話を持っていくのです。
売主の心理状態からすると、前回より条件が良くなっているので、多少のプラスになった感があります。
ここでo.kする人もおられます。
ダメであれば、間を取ってもう1万、つまり
坪18万円まで粘ってくるから、買主がそれでo.kならば売られますよね?
といった詰めをしていくわけです。
通常の人であれば「相場より少し高い20万で粘るよりも話のあるうちに売っておこう」「頑張ってきたから手を打とう」という心理になるわけです。
これでダメなら基本的には値引きは一切できない残念な物件という判断をするわけです。
・・・次から買いたいという声が急にかからなくなる = 営業する気が無くなっている というような状況に最悪陥るのです。
値段交渉での当たり前の嘘
不動産の売買においては値段交渉はつきものです。値段の設定をカツカツに設定しておくとまとまるものもまとまりません。
そこでプロレスチックなパフォーマンスの登場です。
また2000万円を売価とします。
売主には前もって1900万までは了解を得ておきます。・・・これが基本です。
買主には
この売主さんは基本的に交渉が無理です。
が、なんとか30万円安くなるように頑張ってみます。
他にも検討されている方がおられるので値段は下がりません。
・・・○○さんだけは特別に30万円だけ、気持ち何とか応えてくれるよう頑張ってみます
が、なんとか30万円安くなるように頑張ってみます。
他にも検討されている方がおられるので値段は下がりません。
・・・○○さんだけは特別に30万円だけ、気持ち何とか応えてくれるよう頑張ってみます
等と言っておきます。(当然値段が下がれば買うという条件のもと)
売主は1900万まではo.kなので交渉する必要すらありません。
1900万と言っていましたが、1970万で頑張ってきました。
とパフォーマンスできるのです。
買主には
何とかなりました、頑張ってきました!
とパフォーマンスするのです。
まるっきりの”やらせ”なのですが、みんなが喜ぶ嘘なのです。
これが良いかどうかは皆さんの判断にお任せしますが、こういった営業パフォーマンスが上手な営業マンほど売り上げが上がっているのが現実です。
騙されてあげるも良し、パフォーマンスに乗っかるも良しです。もちろん全否定もアリです。
嘘つきな生き物不動産屋の営業マン まとめ
不動産屋の営業マンは嘘をつく生き物であることは間違いありません。その嘘が可愛らしいものなのか、完全に陥れるものなのかはケースバイケースですが、嘘だと分かっていればもしくは嘘だと思うようにしていれば、引っかかる時も自分の意思で乗っかって上げれますよね?
ある意味プロレスチックな物語の嘘と、完全に詐欺まがいの嘘とでは大きな違いがありますが、心構えをしておくことでその影響は小さく済むのではないでしょうか?