私の不動産屋での修業時代、勤めていた会社では、毎月の月末に月末会議が行われていました。
不動産屋の営業マンにとって恐怖の月末会議です。
当月の営業マンの成績によって、会議の日の天国と地獄が決まるのです。
どんな営業会社でもそういった売り上げに関する会議が行われていると思うが、私が勤めていた不動産会社の様子を今回はお伝えします。
これから営業マンになろう!営業マンてキツそう・・・、と考えられている方はぜひ参考にして下さい。
営業マンの天国席と地獄席
月末会議では60人くらいの営業マンが四角に机を並べており、売り上げの成績によって席の順番が定められていました。売り上げ成績の悪い営業マンは社長の正面に座り、おおよそエンドレスにサンドバックになるのが通例の景色でした。
等を報告させられるのですが、一言発するたびにツッコミが入り、社長が納得いくまで1人1人追及されます。
恐ろしく長い時間がそれぞれに費やされていました。
営業マンは訪問件数や面談件数は誤魔化したりしていますし、その報告内容が当然不十分なので、余計に鬼の闘争本能は燃え上がるのです。
灰皿が投げつけられるのは毎回の事でしたが、投げる物が無くなると革靴まで投げつけられていました。
© タイトル:ブラックジャックによろしく 著作者名: 佐藤秀峰
この893な行動の原因は、
といった理由が挙げられます。
営業マンはマインドコントロールされる
会議室という空間で、長時間怒鳴られ続けると、営業マンの心理はマインドコントロールされていきます。という が成り立ってしまうのです。
会議室という空間での苦痛と監禁されている感覚、そして数十人の中での恫喝。
人間としての尊厳や自分という人格が全否定され、壊されていくのです。
当時社長様はそれでも立ち上がってこい!という心があったのを私は感じていましたが・・・。
さらに傷口に塩を塗り込む、中間管理職が存在するのも、営業会社でよくある光景でしょう。
「壊された人格を自力で修復し、立ち上がった人間だけが生き残ればいい」
「お前はいない方がこっちは助かる」
「バカの面倒見る暇はない」
といった考えの人間が上手く立ち振る舞っているのも、世間ではよくある事なのでしょう。
今あなたは、特定の人物の顔が浮かびましたね?
そうです。そいつがクズなのです。
他人の成功は自分の手柄。自分の成功は当然自分の手柄。
恐ろしく立ち回りが上手い人間は、営業会社には存在しがちです。
こういう人間は晒していきましょう。世間の為です。
少し話がそれましたが、どこの営業会社でもマインドコントロールは存在します。
大手のハウスメーカーなんて真にそうですよね。
見たらわかりますもん。
そして会社にマインドコントロールされているので、出てくる言葉もそれらしい言葉が出てきます。
この辺は経験値が無いと判断ができないかもしれませんが、建物を見た時に”○○ホームの建物だ”と瞬時に判断できることに似ています。
営業マンもどこの会社なのか判断できたりします。
結局一人前の営業マンになろうと思えば、それなりの悔しい思いや挫折を経験しないとダメだと思います。
フラれることを恐れていては営業マンにはなれないのです。
フラれて一々落ち込んでいても営業マンには向きません。
次から次へ声をかけていく、そんな行動力と不屈の魂が必要なのです。
営業の世界は厳しいもの
営業の世界は厳しいものであることは認識して下さい。甘い考えで足を踏み入れると、悲しいお知らせしか待っていません。
営業マンはその会社の従業員が生活する為の売り上げを、会社の看板を使って上げてくるのが仕事です。
だから厳しくて当たり前なのです。
社員の生活が懸かっているんですから。
どんな職業の営業も同じだと思います。
あなたの言う言葉に説得力や信用力が無いと、物は売れません。
金髪の20歳くらいの若者に「不動産を買いましょう」と言われても買いませんよね?
安いとか、便利だとか、相当の付加価値が付いていても恐らく誰も買いません。
逆になんで安いのか?何かあるんじゃないのか?と疑ってしまいます。
つまり物を販売するのにも、絶えず知識と努力と経験が必要なのです。
しかし不動産の世界に限って言うと、そこには無限の可能性が落ちているのも事実です。
何年間か修業をして、それなりの力を付ければ収入的にも、仕事内容的にも面白い業界です。
この会社は大丈夫か?ではなく、どんな目に遭っても一人前になるという心構えを持って就職活動して欲しい業界です。
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