探偵ってすげえ!相手の不貞行為により離婚する時の証拠集め

残念ながら離婚は身近で当たり前に起こっている出来事となっています。

余りにも普通に起こるので、感覚的に簡単な物であると錯覚してしまっている人も増えてきています。

中には自分が不倫をしておきながら、簡単に離婚を出来ると考えている呑気な人も存在するのですから、世の中の無責任な人の考え方にビックリしてしまいます。

今回は相手の不貞行為によっての離婚について、簡単に考えている人の例を参考に、離婚に際して考えておくべき事を見ていきましょう。

相手の不貞行為による離婚

配偶者の不貞行為によって離婚を決意する事は可能です。

しかし不貞行為をした方が離婚を申し出てくるってどうなのでしょう?

ポイント
有責配偶者からの離婚請求は、原則的に認められません

婚姻生活において別居の期間が長く、夫婦の間に養育すべき子供がなく、事実上婚姻が破綻している状態が認められれば、裁判上の離婚ができる。(最高裁判決)

自分が悪い事をしておきながら、権利を主張するのはおかしい!

ただ、同意があるもしくは事実上婚姻生活が破たんしていればその限りではない・・・という事になります。

もちろん感情的になって離婚に同意するケースは多いのですが、自分の権利を把握している人は案外と少ないです。

一つの例を挙げてみます。

不貞行為をした者が離婚を望んでいるケース


家庭情況
夫:40歳 会社員 
妻:38歳 パート(扶養) 
子供:長女13歳 次女10歳

結婚15年

この家族は最近まで平穏な生活を送っていました。

しかし1年程前から妻の行動に変化が現れ、度々他の男性と一緒にいる所を夫が目撃するようになりました。

最初は対して気にしていなかったのですが、やがて夜の外出が増えるようになり・・・

とある日の夜、友人と遊ぶと言って家をでた妻が、他の男性と車で一緒の所を発見した夫は、すぐに電話をしました。

〇〇さんと〇〇へ行くはずだよな?今何してるの?

・・・予定が変わって〇〇さんの都合が悪くなったから、今家に帰っている・・・

なんていうバレバレの嘘。

家に帰ってきた妻を問いただすと・・・

△△さんに相談に乗ってもらっていただけ。そんなに怒る、怖い人とは一緒に生活できません・・・

と言って子供を連れて実家に帰ってしまいました。

実家の両親に対しては

夫の暴言に耐えれなくなったので帰ってきました。もう一緒に暮らせません・・・離婚したい・・・

なんて言って帰ったものだから、夫が完全に悪者になってしまいました。

確かに家庭をあまり顧みれていなかった部分があるのかもしれませんが、”暴言を吐かれる”、”性格の不一致”を理由に突然離婚を突き付けられた夫はたまりません。

確かにDVや性格の不一致は離婚事由に当たりますが、キツク怒ったのはそのが一度で、性格の不一致という程の軋轢はそれまでにはなく、何ら話し合いがあった事は無かったそうです。

妻の主張
  • 夫の暴言による恐怖に耐えれない為離婚を望み別居
  • 養育費はいらないから親権と離婚を主張
  • とにかく嫌!

  • 夫側の主張
  • 他の男性と会っていたのを問いただしただけで子供を連れて出ていかれた
  • これまで夫としての最低限の義務を欠いたことは無い
  • 不貞行為を働いているはず
  • 子供の事を見ていたいが妻が携帯電話を解約した為連絡できない
  • 真相をはっきりして安定した生活をしたい

  • さて、もうお分かりですね?結果としては

    妻は不倫相手に溺れてしまい、単純に離婚をしたい。

    その為に別居をし不貞行為の事実をうやむやにして、とにかく離婚しよう!  

    という事の為に実家に帰ったのです。

    嫁の両親も自分の娘が不貞行為をしているとは信じず、夫も確たる証拠がない状況の中で、困り果てて私の所へ相談にやってきた次第なのです。

    別居中の不貞行為
    配偶者が不貞行為を行った際、すでに夫婦は別居しているケースでも不貞行為は離婚の理由となるのでしょうか?

    別居や家庭内別居などにより、客観的に夫婦関係が破綻していると判断される状況であれば、不貞行為を離婚理由や慰謝料請求の対象とはできない傾向にあります。

    不貞行為が離婚原因となるのは、あくまでも不貞行為があったことで、夫婦仲が悪くなり婚姻関係が破綻した事実が必要です。

    妻の主張
    別居中だから他の男性と関係を持ってもいい

    別居すれば好きにできるという甘い考えが透けて見えていたのですが、今回のケースでは客観的に夫婦関係が破綻していると判断される状況とは言えません。

    夫婦喧嘩で実家に帰っている程度の事です。

    なので、とにかく不貞行為を明らかにし、夫の立場を明確にする事が必要でした。

    こうして浮気の証拠と証拠画像を集めました。

    このまま概ね5年~10年別居が続けば、裁判を起こして離婚を確定させることも可能です。

    泣き寝入りしない為には、相手の不貞行為の証拠を掴まなければいけません。

    不貞行為肉体関係であり、その証拠は週刊文春程度では推測の域をでません。

  • 一線は超えてません!

  • 打ち合わせをしてただけ・・・

  • マッサージをしてもらっていた
  • なんていう言い訳は世間的にはクロですが、1度だけの写真では、裁判ではグレーもしくはシロの可能性が高いのです。

    要は、相手の家やホテルに入る写真などを何度も積み重ねて、間違いなく不貞行為があったと推測できるようにすること、誰がみてもそれは・・・という状況証拠が必要なのです。

    勿論、行為の最中を撮影できれば間違いないですが、ほとんどの場合、それを撮るという事は犯罪行為に当たります。

    なので、とにかく不貞行為の証拠を掴むことが重要でしたので、探偵を使ってでも証拠を押さえる事を勧めました。
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    さすがにプロの仕事は早いもので、1週間後には妻と△△の行動パターンを把握し、夜な夜な毎晩一緒に行動している所を押さえてきてくれました。

    しかしながら、ホテルへの出入りが無く、不貞行為の現場の証拠には弱かった為もう1週間お願いをしました。

    この妻達の行動が常識はずれであった為、特殊機材を用いての夜間撮影が必要で、人物を特定できる行為の画像は素人には不可能であった為、やはりプロにお願いして良かったのです。

    夜間撮影



    諸般の事情で^^大部分をカットし画像処理で少し暗くしていますが、人気の全くない暗がりでの車内での行為も撮影できてしまうのです!

    この画像では足だけしか見えていませんが、車のナンバーはもちろん、一生懸命行為に励んでいる姿も収まっていました。

    不貞行為の定義=肉体関係と言えるので、ホテルの出入りであれば数回は必要です。

    しかしながらここまで完璧な行為を捉えれる事は、通常は不可能です。

    部屋に入ったり盗撮したら犯罪ですもんね^^

    探偵さんからの報告によると、1週間の内6日は深夜の時間帯に一緒に行動しており、車内での行為に及んでいたそうです。

    流石に怒り心頭の夫は、相手に対する慰謝料と、妻との協議を希望し、内容証明を送付する事となったのです。

    離婚に当たって決めておくべき重要な事

    離婚に当たって決めておくべき事が、当然存在します。

    このケースの場合、別居後(1か月)に証拠を集めた訳ですが、婚姻関係の破たんで別居とは言えず、妻の不貞行為による協議離婚となるのですが・・・
    財産目録
    金額
    現金
    預金
    有価証券
    不動産
    生命保険
    学資保険
    その他負債

    取り決め事項
    項目
    養育費
    ・離婚・不倫とは別
    慰謝料
    親権
    ・離婚・不倫とは別
    扶養
    家屋・居住
    ※現在の家について
    年金
    面接権
    ※月に〇回、〇時間
    オーバーローン
    ※負債の扱いについて
    その他

    等といった事を決めなければいけません。

    これらの事を全く放置して、(していない体で)不貞行為を繰り返し、離婚と親権を求めてきていたのです。

    全く無知というか、我がままというか、社会的責任を負うつもりが全く無い悪質な行為と言えます。

    ここで、夫側からすると不条理に感じるかもしれませんが、親権養育費については、妻は主張ができます。

    子供を育てる義務が両方にあるからで、子供が妻側を望む事も当然あるからです。

    あくまで離婚という大人の都合と、子供の将来を混同しては良くない・・・という考え方です。

    このケースでは特に、住宅ローンを抱えており、オーバーローンの部分が1,000万円以上あります。

    不倫をされ、子供を連れていかれ、借金まで残されたらたまったもんではありません。

    なので、不貞行為を働いた妻を罰するには、慰謝料をいっぱい貰うしかないんですね。

    結局は婚姻生活を戻せないのであれば、お金で解決するしかないんです。

    この場合は相手に責任事由があるので、納得いかなければ夫が離婚に応じる必要はありません。

    しかし現実的には子供の生活を考えると、そのままにしておくのも健全ではない為、結局はお金での解決になる事の方が多いと言えますね。

    突然の不幸に出会ったら?

    このケースの様に、ある日突然生活が変わってしまう・・・不幸な出来事に備えるにはどうすればいいでしょう?

    アメリカなんかではスタンダードですが、婚前契約で取り決めを行っておくと良いでしょう。

    先に備えておくんですね。

    そうする事で離婚がスムーズにいきますし、お金でもめる事も少なくなります。

    多分それが一番正しいと感じてしまっている今日この頃です。・・・それだけ不倫が多い!




    情報化が進みすぎているので、行動なんかはすぐに把握できてしまう時代です。

    相手の行動に疑いを感じたら、不貞行為の証拠を集めるのはかなり困難なので、プロの探偵に依頼しましょう。

    今回のケースの様に夜間、車内でとなったら、専門の機材が必要です。

    写真を撮るにも気づかれないように撮るのって、かなり難しいですよ?

    実際に自分でやって失敗している人を何人か知っていますが、シャッターチャンスはそんなに多くありません。

    ほんの一瞬です。

    撮れたつもりが全く使い物にならなかったり・・・^^

    よく聞く探偵さんの費用って高く感じていましたが、実際には安すぎるかもしれないくらいです。

    ここから相談しました


    安く浮気調査をしたい場合

    普段と行動が変わった・・・浮気しているのでは・・・

    そう思った時はかなりの確率で・・・。

    しかし証拠を集めるにも、探偵を雇う、そんなお金は無い・・・。


    そんな場合コストをなるべくかけずに尻尾を捕まえようとするならば、自身で相手の行動を調査することになります。

    メジャーな方法としては
    • スマホの中身を見る
    • GPSを取り付ける
    • スマホにアプリを仕込む

    等がありますが、相手の同意があって成り立つ行為なので、基本的には裁判上の不貞行為についての証拠となり得ません。

    しかしパートナーとの話をお互いの間でする上では十分な証拠となります。


    スマホの中身を見る行為については、最近のスマホのロック事情から、スマホの中身を見れないケースも多いかと思います。

    という事は、アプリを仕込む事についても同様ですね。

    で、現実的に多いのがパートナーの車両等にGPSを取り付けたりして、行動を把握する行為です。

    このGPSについては
  • ロガータイプ
  • ・・・行動の記録を取る物

  • LIVEタイプ
  • ・・・現在地を確認する物

    の2つの種類があり、前者は現在の情報はわからないが後からその行動の記録を確認する形であり、SIMカードは必要ありません。

    おおよそですが、5,000円~10,000円 くらいのコストで済みます。

    後者は現在地を把握できるが記録に制限があるのと、SIMカードが必要=ランニングコストが必要です。

    こちらもおおよそですが、5,000円~30,000円+(SIMカード) くらいのコストで済みます。

    どちらがイイかはコストと相手の行動次第ですが、いち早く捉えたいのであれば後者がイイでしょう。

    あくまで相手の同意がある前提でなければマズイですが、法的根拠までは必要が無いケースにおいて、自己責任で行う分については十分でしょう。

    因みにどちらのタイプのGPSも、ご依頼があれば
  • ロガータイプ
  • ・・・7日間1,000円

  • LIVEタイプ
  • ・・・7日間1,500円

    で貸し出ししていますので、自己責任で、とにかく安く相手の行動を知りたい場合はご連絡ください。







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    宅地建物取引士・行政書士です。 農地の売買、農地転用、任意売却、離婚相談、相続相談をメインに実務を毎日こなしています。 困った時はぜひご相談を!