農地転用の費用は?誰が払うの?売主?買主?どれくらい?

農地転用」、「費用」などで検索された方に向けて農地転用にかかる費用について解説します。

農地転用には、3条・4条・5条申請と3種類あって、それぞれ申請の内容と費用が異なります。

当事者が置かれている状況によっても費用が異なりますので、出来るだけ細かく見ていきたいと思います。

その費用は一体、誰が?どれくらい?支払う物なのでしょうか?

農地法第3条・第5条の農地転用許可申請の費用について

農地法第3条・第5条の許可申請は、権利の移転(≒名義の移転)を伴います。

つまり農地について、売買や贈与を行う時に必要な申請になります。

農地法第3条の許可申請は、 農地 ⇒ 農地

農地法第5条の許可申請は、 農地 ⇒ 非農地(宅地、雑種地など)

という形ですので、3条と5条によっても申請内容が違い、費用も違ってきます。

農地転用の費用の内訳は概ねこんな感じです(地域によって価格差があります)。


農地転用申請費用の内訳
価格
行政書士の申請費用
7~10万円(申請種類により異なります)
書類一式(全部事項等)
2,000円~(枚数によります)
土地改良区意見書
6,000円~(地域によって異なります)
雨水放流費用
㎡×単価(地域によって異なります)
架橋申請費用
㎡×単価(地域によって異なります)

私の地域では雨水放流の費用や架橋の申請費用は、農地転用時の意見書を貰う際に同時に必要とされています。

すぐに架橋や建築を行う訳ではありませんが、排水計画や建築計画には必ずついて回る行為なので、その計画についての協議がなされるからです。



農地転用の費用は誰が払うの?

農地法第3条・第5条の許可申請の場合、その申請手続きにかかる費用をどちらが負担するかは、お互いの取り決めで行います。

折半でする事もありますし、いずれか一方が全額負担するケースもあります。

特段こうでなければいけないと言う事は有りません。

契約の内容で取り決め事を記載しておくのが通例です。


農地法第3条の農地転用許可申請について

農地法第3条の許可申請については、買主(名義の移転を受ける者)の条件が満たされていれば、比較的簡単です。

この条件を満たす為の準備や調査によって費用が変わってきます。

地域によって必要とされる面積が違いますが、買主(名義の移転を受ける者)が農家と認められる面積(取得する農地を含み)の耕作をしているかどうか?が焦点となります。

この条件がクリア出来ているのであれば、行政書士に依頼して3~5万円くらいで申請を行っているケースが多いようです。・・・※金額は私の地域の相場ですので、地域によって相違があると思います。

筆数や周囲の状況によっても前後すると思いますので、参考程度で考えてください。

また、売主がその他の農地について違反転用をしている様な場合は、是正措置が取られます。

違反転用をクリアして、違反していない状況を作らなければ、新しい申請は受け付けれない・・・という形です。

3条申請の場合はこの部分で引っかかれば、労力と時間が掛かるので、注意が必要です。

農地法第5条の農地転用許可申請について

農地法第5条の許可申請については、

  • 事業計画
  • 資金計画
  • 事業目的
  • 管理機関の意見・同意
  • 関連法規との整合性

  • 等が問われ、その計画内容と実行性を問われます。

    申請内容に問題が無ければ許可されますが、現場での肌感覚では、年年厳しくなってきていると思います。

    金額については、意見書の金額が地域によってかなり違いますので、一概には言えませんが、10~15万円くらいと言った所でしょうか。

    私の地域の場合は行政書士に依頼して(意見書・その他書類を含む)10~12万円くらいが多いと思います。

    ただ、地域によっては意見書のみで8~10万円(場合によってはもっと)・・・なんて所も存在しますので、その点で金額が大きくなるケースもあるので注意が必要です。

    農地法第4条の許可申請について


    農地法第4条の許可申請については、自分が利用するための転用行為ですので、費用の負担は当然自己負担です。

    こちらも5条申請同様、

  • 事業計画
  • 資金計画
  • 事業目的
  • 管理機関の意見・同意
  • 関連法規との整合性

  • 等、その計画内容と実行性を問われます。

    申請の業務内容的には5条申請と変わらないので、費用も5条申請と同様であるケースがほとんどです。


    農地転用でかかる費用 その他


    • 農地転用申請費用
    • 多くの場合行政書士へ申請を依頼しますので、行政書士の報酬が必要です。

    • 地目変更
    • 工事完了後に宅地等に地目を変更します。

    • 造成費用
    • 転用行為を達成するための工事が必要です。

    • 架橋許可・使用許可
    • 水路があれば架橋工事に対しての許可と、使用の許可が必要です。

    • 雨水の放流費用
    • 転用行為を行う事によって新たに水路へ雨水を放流する為の費用です。

    その他に農地転用に関係する費用は概ねこんな感じでしょう。

    また当然当たり前の事ですが、転用を行い農地ではなくなると固定資産税が高くなります。

    現況によって課税されますので、その点は注意が必要ですね。





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