不動産の世界程、情報がクリーンではなく、悪意のある業界である事が、最近すごく感じるようになりました。
この業界の広告や、宣伝、ユーザーに伝えられる情報、収益モデルの不透明さ、等を考えれば考えるほど、この業界が情報弱者に対しての搾取というかピンハネというか・・・
不動産業界にいる人は当たり前になっているので、気づかないのでしょうけども、外から見るとヒドイ形が多すぎます。
とにかく自浄作用が無い業界だと感じるので、私くらいは素直なユーザー目線の情報発信をさらに努めなければと思う今日この頃です。
不動産屋の利益体系を知ろう
不動産屋の利益形態を知っておけば、むやみに搾取される事も減るでしょう。これってインターネットの存在がもたらすプラスの部分ですよね。
口では語られない、真実を記載できる場所・・・それがココなのですから。
もちろん悪意を持った情報も流すことはできますが、活字として残ります。
後は世間が叩いてくれます。
という事で、不動産屋の利益の基本を知っておきましょう。
不動産屋の主たる利益
- 仲介手数料
- 売買による利益
この2つが宅建業法で定められた、大きな収入源です。
この2つについても、名目を変えた報酬の上乗せ・水増し、中間省略を利用した転売行為での大きな利益など、社会通念上、ボッタくりと言われる利幅を取るケースも多々見受けられますね。
グレーもしくはブラックな利益
鍵交換・消毒費用・振込手数料などのピンハネ
コンサルタント費用
広告料
各種キックバック
等々、ほぼ0から名目だけで利益を生み出す仕組みが出来上がっています。
当たり前に請求されるので、当たり前に世間に溶け込んでしまっていますが、これっておかしい事なのです。
不動産業者からの請求や領収書において、名目が仲介手数料or売買代金以外の項目で出てくるものについては、疑いの目を向けましょう。
中には
そんな細かいこと気にする貧乏人は帰ってくれ!あんたはウチの客じゃない!
なんていう輩も存在しますので、恐ろしい業界なのです。
不動産屋がエグイ件
この数年よく見かける、エグイ利益のパターンが、収益物件の売買です。マンションやアパートのオーナーと5,000万円で売却の話をつけておく。
そして8,000万円で購入する、お金持ちの投資家を探してくる。
不動産業者はノーリスクで3,000万円の利益を手にする・・・という、ザックリですがエゲツナイ利益を取る不動産業者が都市圏では増加しています。
地方の収益物件なんかは、購入側は収益率だけで考えるので、それなりの数字を表面上作ればなんとかなるのです。
投資家さんもお金持ちが多く、銀行で融資を受ける為、あまり深く突っ込む方はいません。
もちろん突っ込んでくる人もいますが、そういう人は後回しです。
仮に、突っ込んだ金額であったとしても、大抵は通常利益率の利益が残る程度の金額です。
要は、そこそこのお金持ち投資家から搾取しているんですね。
まあ、これは痛手が少ない人達なので、社会的に対して問題にはなっていないですが・・・。
業法違反も慣例にしてしまう・・・
悪質な不動産業界の最たる例が、広告料・・・いわゆるADというやつですね。宅建業法では明確にダメだと記載されている物を、体裁だけ整えて、普通に請求し利益にしてしまいます。
これもオーナー側が収入になることなので、大きく問題にはなっていないですが、判例があるダメな行いです。
私は依頼があれば、広告料の返還請求をしているくらいですから^^
とにかく、それらしい言い訳を作って請求を繰り返し、慣例という状況を作ってしまう・・・
一昔前のグレーゾーン金利と同じですね。
私も生活が無ければ、それだけで戦っていきたいくらいです。
不動産業者からの都合のいい、一方通行の情報しか与えられない、情報弱者が多い世界ですが、少しでも正しい事を発信できるように頑張らなければですね^^