任意売却は競売と比較するとメリットが大きく存在します。
代位弁済後、任意売却を選択しない場合は基本的に競売になってしまいますので、任意売却のメリットについて理解しておきましょう。
目次
任意売却のメリット
任意売却のメリットは競売に比べこれらのメリットがあります。任意売却のメリット
- 残債を圧縮できる可能性が高い
- 残債については分割返済が可能である為、生活の安定が図れる
- 持ち出し費用が掛からず、引っ越し費用などを確保しやすい
- 自分の意思で売却できる
- 近所に「住宅ローンの滞納」について知られる可能性が低い
- 売却後、賃貸する事で住み続けれる可能性がある
これらのメリットについて見ていきます。
残債を圧縮できる可能性が高い
イメージ的には競売価格 < 任意売却価格 < 市場価格
といった形になりやすいので、競売になるよりは、住宅ローンの残債が少なくなる可能性が高いです。
仮に、競売価格=任意売却価格となった場合でも、少しでも早く売却すれば、かかる裁判所の手続き費用や遅延損害金の総額が抑えられるため、残債についてメリットがあると言えます。
住宅ローンの残債が1,000万円よりは500万円の方がいいにきまっていますよね?
保証会社も少しでも回収額が多い方がいいので、双方にメリットがあると言えます。
残債については分割返済が可能である為、生活の安定が図れる
この部分が一番のメリットと言えます。代位弁済がなされると、一括弁済を求められるわけですが、家を売って残った残債についても一括と言う訳ではありません。
売主の新しい生活を安定させれるよう、無理のない分割返済に応じてくれますので、人生をリスタートできるのです。
私のこれまでのお客様の中には、任意売却をした事で、毎月貯金が出来るようになった方も多く、その中でも数年後にはまとめて返済してしまい、綺麗な体になった方も数多くおられます。
悩みから解放され、仕事をバリバリこなし某企業の役員になった方もいますし、サラリーマンの方で自宅を新たに買われた方もいます。
悩んでストレスにさらされるよりも、すっきりと新しい生活を始めてしまった方が、人生にとってもプラスに働く可能性が高いのです。
悩みから解放され、仕事をバリバリこなし某企業の役員になった方もいますし、サラリーマンの方で自宅を新たに買われた方もいます。
悩んでストレスにさらされるよりも、すっきりと新しい生活を始めてしまった方が、人生にとってもプラスに働く可能性が高いのです。
持ち出し費用が掛からず、引っ越し費用などを確保しやすい
売却に掛かる費用については、売買価格の中から控除されますので、持ち出しでお金が必要になる事はほぼありません。またほとんどの債権者については交渉する事で、売買価格の中から引っ越し費用についても経費として認めてくれますので、競売のように着の身着のままで(落札者次第です)・・・という事はありません。
自分の意思で売却できる
競売では最悪着の身着のままで、ある日突然出ていかなければいけなくなることもあり得ます。家の中にある動産に赤い札を貼られ、持ち出しが出来なくなるという事もあるのです。
その点、任意売却では期限がありますが、ある程度自分のタイミングで引っ越ししたりする事が可能ですので、自分の意思で動けるのは大きなメリットです。
近所に「住宅ローンの滞納」について知られる可能性が低い
競売では物件の調査が裁判所によって行われ、インターネットなどで一般に知らされますので、近所の人や知人に知られてしまう可能性があります。その点、任意売却であれば、売却理由を聞く買主と不動産業者にしか「住宅ローンの滞納」の件は伝えられませんので、無差別に知られる可能性は低いのです。
一般の人には普通に売却しているだけにしか映らないのですから。
売却後、賃貸する事で住み続けれる可能性がある
どうしてもその家に住み続けたいようなケースも中にはあります。家族の関係や、家に対する愛着が大きいような場合ですね。
その場合、一度売却するようになりますが、購入者から賃貸で住み続けたり、将来的に買戻ししたりする事も可能です。
そういった事情を勘案してくれるオーナー業をしている様な人に絞って買主を探すようにする訳です。
100%では無いですが、可能性としてあり得るのです。
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