地方に住んでいると、未だに地価神話的な感覚を持っている方々が居られる事に、日々驚かされてしまいます。
また、相場的なDATAや公示価格や基準地価などを調べて、手取りの金額がその金額くらいに思ってしまっている様な方もおられます。
これって、人間の本能的な部分や心理的刷り込みの部分が大きく、見たいものだけを見る習性とでも言いましょうか・・・。
都合の良い部分だけをインプットしてしまっているんですね。
残念ながら、地方においてはこれらのイメージや欲得は、一切振り払わなければ幸せな結果は訪れないでしょう。
当然ながらプロである我々は理解していますし決断は早いのですが、一般の方には中々難しい決断になるのかもしれませんね。
そこで、欲望や感情に打ち勝つための基本的な考え方をまとめてみました。
え?そんな金額なの?
という場合の判断基準にして頂ければ幸いです。
不動産の価格について
基本的に不動産業者が提示する価格は、「仕上げの金額」
である事が多いと思います。
これは公示価格や基準地価などもそうですが、
・仕上げの価格
・その大きさの価格
・その周辺の参考値
でしかありません。
実際に手取り金額を求めようとすると、その参考値から、例えば測量だったり造成だったり、解体工事であったりと、更地の宅地にする為に必要な費用を控除する必要があります。
いわゆる素地価格と言うのが、現状でのその不動産価格なのです。

素地価格がいくらか?
が需要である事をまず認識しておきましょう。
地方の不動産価格は下落一方
不動産価格の相場的な金額はどの様に決まっていくのか?ですが、こちらの記事を参考にしてください。
不動産価格=需要と供給のバランス
この公式は日本全国で、不動産以外にも通じる、物価を決める公式と言えます。
この公式から単純に考えると、人口減少が進む地域では、その価格が下落し、タダでも貰ってくれない不動産が増加しているのは自然と言えますね。
需要が減少し供給が増えているわけですから。
具体的に不動産リスクを判断するには?
では、あなたの所有する不動産についてのリスク判断はどうすればよいでしょう?こちらの記事を参考にしてください。
既に自治体はその判別を行っています。
価値をなるべく保とうという地域と、人が生活しない価値が無い地域とに選別しているのです。
極端な言い方かもしれませんが、20年後、かなりの可能性でそうなっていると考えられます。
誰しも、自分の子供は可愛い物ですが、不動産においてもそのような傾向があります。
しかし、可愛いのは今だけです。
ほっておくと、取り返しがつかない状況が十分に考えられるはずです。
冷静に、未来を想像してみましょう。
もう既に価値が無い場合
もう既に価値が無くなってしまっている、いわゆる負動産のケースもどんどん増えていっていますね。その場合はこちら。
負債が増えていく前に、傷口が広がる前に・・・
なるべく早く処置・処分しておく必要があります。
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